「揖保の糸」より美味しい「半田めん」と素麺ツユの作り方


半田めん

"そうめん"は「揖保の糸」が最高!と20年以上思ってました。だけどあったんですね、「揖保の糸」と双璧をなす美味しい"そうめん"が。

 それは「半田そうめん(半田めん)」です。


実際は"そうめん"と呼ぶには太すぎる麺です。だけども"ひやむぎ”とは違います。私はブヨブヨした"ひやむぎ”が好きではありません。でも"ひやむぎ"のような太さの「半田めん」は大好きです。

半田めんの特徴

  • 「揖保の糸」よりも、小麦の風味・味がよい
  • 「ひやむぎ」よりも、麺にコシ・歯ごたえがある
  • 「うどん」よりも、ツルツルと"のど越し"がよい
 この絶妙のバランスが「半田そうめん(半田めん)」にあるのです。

 「揖保の糸」もツルツルとした"のど越し"が際立っていて好きです。でも「半田めん」の方は麺の美味しさ・風味が強くわかるのに、コシもツルツルとした"のど越し"もあるのが特徴です。

 これは思い込みや勘違いではありません。ちなみに僕は「はなまるうどん」と普通の"うどん"との、美味しさの違いが判りません。「丸亀製麺」も違いが判りません。でも「半田めん」は、私が食べても、子供が食べても「なんか違う!美味しいよ、これ!」と判るのです。

 我が家は子供も大人も「半田めん」が大好きです。売っていないスーパーも多いですが、見つけたら是非買ってみてください。

半田めんについて

「半田そうめん」も、「半田めん」も基本的には徳島の同じ半田という地域の"そうめん"です。その中の小野製麺という会社が、自社製品をアピールするために「半田めん」を商標登録しました。なので「半田めん」は、もともと「半田そうめん」です。一緒です。



 ちなみに徳島の半田地区には「半田そうめん」を製造している会社が沢山あります。しかも「半田そうめん」だけでなく「半田うどん」や、一般的な麺の細さの「そうめん」も作っているので、どれを買ったらよいのか迷います。でもやはりここは、「半田そうめん(半田めん)」を選んでみてください。

 まだ食べたことが無い人は、こちらのAmazonレビューを読んでみてください。皆さん、ハマってます。

  

そうめんツユ

美味しいそうめんのツユを市販品で探すのは僕は諦めています。学生時代に色々探求しましたが何故か最高に美味しいとは感じないのです。

 その理由は「土井喜晴さん」の料理本で気づかされました。手作り出来立てのツユは、とてもとても美味しいのだと。子供のころ家で普段食べていた出来立てのツユに、市販品が勝つのはそもそも困難だったのです。

 家で市販品のツユを利用している方!ツユを作ってみてはどうですか?

 醤油:みりん:水=1:1:4 の比率です。これに、粉末かつおだしや粉末昆布だしを多めに足して弱火で沸騰させればOKです。
 
 作った後に冷蔵庫で長時間冷やさなくても大丈夫です。熱々のツユを入れたボウルを、少し大きい氷水のボウルに浮かべて粗熱を取るだけです。濃いめに作ったツユに食べる直前に氷を入れて冷やせば十分です。

 ぬるいツユよりも、冷やしたツユの方が味が際立って、美味しくなりますね。夏は氷を切らしている時もありますが、イザとなったら氷さえ買い足せば簡単に美味しいツユができるのです。

 ちなみに麺の方を氷水に浸しておくと、麺が余分な水分を吸収してしまい、味や歯ごたえがボヤケます。麺はザルに取っておき、麺の表面が乾いたときは、水をくぐらせて麺をほぐすのがお勧めです。