バスケットゴールを公園に気軽に持っていく

 
 家の近くにはバスケットゴールのある公園がありません。小学校の校庭にはゴールがありますが、土日は使わせてもらえません。

 世の中には庭にバスケットゴールをおいてはみたものの、ボールの音が響いてご近所さんとの騒音問題になっている人たちが沢山います。

 そんな訳で、空き地や公園に簡単に持っていけるバスケゴールを調べて買ってみました。練習場所に困っている人の参考になれば。



持ち運べるバスケットゴール製品

米国)Goalrilla社 JUNIOR HOOP


米国のバスケットゴールメーカであるGoalrilla社からから提供されている製品です。

 これは持ち運べる中では最高の製品です。どこにでも「しっかり」と固定できます。バックボードも"ちゃんと"しているのでレイアップやゴール下の練習もできます。

 知名度のあるスポルディング社やLIFETIME(ライフタイム)社と比べても、実はGoalrilla社の方が工業製品としての品質が優れています。スポルディングなどは大雑把な製品も多く、ネジが合わない/部品が足りないなど、品質に対するレビューが米国Amazonでは結構存在します。でも同じ米国でもGoalrilla社のSilverbackシリーズのバスケットゴールは高い品質があると評価されているのです。

 

 なお、この製品のリングの直径は38cmであるため、公式リングの内径45cmと比較すると小さめです。しかし小学生のミニバスの5号ボール(直径22cm)から、プロの7号(直径24.5cm)まで余裕で入ります。

バックボードも84cm×60cmあるので、レイアップやバンクシュートまで遊べたり練習できるのです。


米国)SWISH Portable Outdoor Basketball Hoop

こちらも米国の製品です。ゴールの直径は45㎝、ただし枠が太いので内径は36.5cmです。こちらも公式リングより小さいですが5号ボールも7号ボールも難なく入ります。

 米国Amazonでは50ドル(5500円位)で日本へも販売してくれていますが、送料で1万円上乗せされています。アメリカでは売り切れ中ですが、日本はまだ売っていますね。
 
 最近は日本Amazonの値段も下がってきて、米国から取り寄せるよりも安く販売されています。

 この製品は、2本のバンドで固定して使います。公園の街灯ポール、時計ポール、木などに固定します。重さが1.2kgと軽量なので高いところへの取り付けも苦になりません。







仏国)デカトロン社のポータブル バスケットゴール 



こちらはフランスのデカトロンという名の総合スポーツメーカのポータブル・バスケットゴールです。フランス、ユーロ圏に本拠地を置くデカトロンは、米国のスポルディングやLIFETIMEと同じように本格的なバスケットゴールも販売しています。

 私が購入した当時は「Hoop 500」という製品が、4990円で販売していたのですが品切れ中でした。でも公式サイトの「ご利用ガイド」ー 「カスタマーサポートセンター」から問い合わせたら、次にいつ入荷するか教えてくれました。

 商品情報には、「厚み7mmのポリプロピレン製バックボードで優れたリバウンド性を実現。休暇先や公園に持っていける夢のようなバスケットゴールです。軽量・コンパクトで、ストラップが2本付いているので、持ち運んで木や柱に取り付けることができます。友人や家族とどこででも楽しめる、理想的なバスケットゴールです。」と記載されています。

 リングの内径が記載されていませんが、我が家で購入した製品を計測したら直径36cmでした。こちらも5号ボール(直径22cm)から7号ボールまで(直径24.5cm)利用できます。重さは1.7kgです。

 今までゴールがなかった外遊びに、入った/外れたのシュートの楽しみが加わる嬉しさは別格です。







 
現在は「Hoop 500」は販売しておらず、代わりに「K900」が販売されています。こちらのリング内径は37.5㎝、重さは2.6㎏です。公式リングの内径45cmと比較すると小さめです。推奨は小学生のミニバスの5号ボール(直径22cm)ですが、中学男子の7号(直径24.5cm)まで余裕で入ります。
デカスロン社 K900

取り付け動画(ストラップ編、ネジ止め編)

 日本でのレビュー数は1件だけで星ひとつですが、日本語が不自然なので気にしなくても良いと思います。フランスやスペインでは同製品のレビューは高評価です。
 SWISH社のゴールは重さ1.2㎏と軽量でしたが、K900は2.6kgとかなり重くなっています。
 K900のフランス人やスペイン人のレビューに「持ち運びや取り付け時の重さがネック」と記載されているので、日本人の私たちにはこの重さがよりネックになるかも知れません。
 小学5年生になるとバスケットゴールを持って子供だけで遊びに行きます。小学生にとっては重くて金属部分のあるK900よりも、軽くて設置しやすいSWISH社のゴールの方が純粋にバスケを楽しめると思います。

中国)SM-バスケットゴール

 つい最近、新しい製品がAmazonに登録されました。こちらも5号、6号、7号のバスケットボールが入ると記載されています。
 付属しているバンドは1本に見えます。長いバンドをクロスさせて固定するようです。






 まだレビューはありませんが、在庫はあるみたいですね。



バスケットゴールをDIYするなら

 日本で購入するにはデカトロン社のポータブル・バスケットゴールのコスパが圧倒的に良いです。でも品切れが長く続くなら、DIYしてしまえという方のために情報を。

 上で紹介したポータブル・バスケットゴールは折り畳み可能なバスケットゴールで重さ1~1.7キロと軽いです。

 ちなみに我が家のリビングに取り付けたスポルディングの金属製バスケットゴールは4.4kgありました。その模様はこちらで紹介しています。

 『ミニバス初心者の息子に、バスケ入門マンガとバスケットゴールを』


 カイザーのリングは内径は45cmでOKすが、重さは記載されていません。


DIYするならバックボードも同じくカイザーですね。


 電柱や木に固定する器具としては、SWISHのポータブル・バスケットゴールも、デカトロンのバスケットゴールも、どちらもラッシングベルトという器具を使っています。ラッシングベルトとはトラックの荷物などを楽に固定するための金具が付いたベルトです。Amazonで単品でも売っています。



 我が家のデカトロンですがスベスベの鉄柱にゴールを取り付けた場合は、シュートを打ち続けるとバスケットゴールが下にズレ落ちてきます。より強く固定するには、ラチェット付きのラッシングベルトを使った方がキツキツに固定できると思います。

 
 写真のS字フックはトラックの荷台に引っかけるためのものなので、バスケットゴールを固定するなら、S字フック同士を引っかけて1本の長いベルトのようにして使うと良いでしょう。