子供を褒める理由:子どもは、自分で自分の「いいところ」がわからない

息子、6歳。
娘、2歳。

最近ちょっと余裕が出てきたかと思う時もありますが、子育ては本当に大変です。

仕事をしている時同僚が出産し、出産祝いに駆けつけたのですが、その帰り道、幸せいっぱいの彼女を見て何だか取り残された気分がしたあの頃…。

そんなあの頃の自分に言ってやりたい。

そこの君!お母さんは幸せに浸る時間なんてさらさらないぞ!

もちろん、子どもたちはかわいいです。可愛すぎます。食べちゃいたいほどです。

でも、実際はご飯作って食べさせて、ぐずってるのを対処して、家事やってというだけで、ため息をつく暇なく終わってしまいます。

自分では一生懸命やっているつもりなのに、ほとんどできていない。

これじゃいけないかと育児書やステキママを掲載している育児雑誌を読み、私にはできていないことばっかりだ、だめな母親だとさらに落ち込みます。

最近は落ち込むことが分かってるので読まなくなりました(開き直り)


だって、子どもは一人一人違う。


こんな言葉、どこでも聞いていそうな気がしますが、やっぱり人と比較し考えることが多い日常。ですが、いつだったかはっきり意識したことがありました。(はっきり意識したくせにいつかは覚えてない)

息子は、小さい頃活発でじっとしていなくて、ちょっとつらいなーと思っていたことがありました。

公園とかに行っても、他のお母さんたちは話をしながらのんびり子どもを見ているのに、私は危険なことをする息子を追いかけてばかり。

スーパーでもちょっと手を離すといなくなってしまうので、逃げたがる息子を連れてはなかなか行けなかった。

やっぱり男の子は違うのかなー、たまには本でも買って読んでみようかなー、と一冊の本を手に取りました。

それは、子どもの心に届く〜とか、声のかけ方〜だったように思います。

かいつまんで説明すると、子どもの意見を尊重し、あれこれ言わない。遊び方ややり方など、先に示さない。先に危険を回避しない。自分で考えて行動させるというようなことが書いてありました。すみません、あまり覚えていないので全然違うかもしれません。ただ、私の受けた印象はこんな感じでした。


それを読んで、よし、即実践しようと思ったのではなく…。

思ったのは、

無理!!!

ということでした。

こんなことしてたら、うちの息子は間違いなく大怪我をする。
こんなことしてる間に、うちの子は絶対スーパーの陳列をなぎ倒す。

私は、私のできる範囲で息子を楽しく育てよう。

無事に大きくしよう。

ということでした。


おかげで、娘は息子に輪をかけて活発ですが悩むことなく付き合っています。


ただ、一つだけ心がけていることがあります。

まだ新米だったころ、先輩に言われた言葉。

子どもは、自分で自分の「いいところ」がわからない。だから見つけたら、一つ一つ、それは「いいことだ」って教えてあげて。

逆上がりができたとか、縄跳びが跳べたとかわかりやすいことは褒めるけど、確かにそうでない箇所で褒めることってあまりない気がします。

だから、例えば息子がお友達を褒めたとき、お友達のことをすごいって言える君もすごいことなんだよ、のように添えたりできるようにしています。

まだまだお母さんとして学ばされることばかりです。

頑張らなきゃなー。

ほどほどにね。